どうもこんにちは、やたろです。
今回は久しぶりのライブレポートをお届けします! 音楽絡みの記事もなんと2ヶ月振り!
5月29日、サザンオールスターズの全国ツアー最終公演の模様を都内のシアターで観てまいりました!
私事ですが4月に就職して生活環境がガラッと変わり、本来であれば今回のツアーを目撃することは難しいかなとさえ感じていたところ…
本公演の数日前、中継先の映画館の座席を一般販売で確保できてしまったわけです。
このとき観に行く決断が瞬時にできて本当によかったな…と。
ぶっちゃけ個人的にここ数ヶ月、以前に比べて音楽鑑賞を充分に楽しみ切れない日々が続いていたのですが、本ライブをもって完全に吹っ切れましたね。
やはりコンサートは楽しいですし音楽っていいなという気持ちに再び立ち返れました。
ここからは、そうした極上たるエンターテインメントショーの模様を振り返ってまいりましょう!
ライブ本編
今ライブは、サザンオールスターズの10年振りとなるオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』を引っ提げたツアーの千秋楽・東京ドーム公演を、全国各地のシアターへ同時生中継したもの。
目立った配信トラブルや公演内容のカットといった事態も発生せず、最高のカメラワーク・音質・座席でライブ全編を楽しみ尽くすことができました。
もちろん生ライブの臨場感に勝るものはないですが、今の私には映画館でのライブ鑑賞の快適さがしっくりくるところもあります…笑
18時半ちょうどにいつもの溌溂としたアナウンスが響き渡ったのち、メンバー全員が登場。
否応なしに会場のボルテージが高まる中、始まった1曲目は「逢いたさ見たさ 病めるMy Mind」。
…この選曲、いったい誰が予想できたでしょうか?笑
ライブでの演奏自体が相当に久しぶりだそうで度肝を抜かれましたが、これが年齢を重ねた現在のサザンにピッタリな円熟味のある演奏だったんですよ。
そこから「ジャンヌ・ダルクによろしく」「せつない胸に風が吹いてた」とミドルテンポのナンバーが続きますが、この2曲には熱いものが込み上げましたね…
前者は私が就職活動の際に大いに励まされたナンバーでしたし、後者を聴きながら人生の岐路に佇む同年代の友人たちの顔が浮かんできて、もう涙腺崩壊ですよ。
これからも社会の荒波をサバイブしていくぞという決意がみなぎり、いつでも我々の人生に寄り添ってくれるサザンの偉大さを嚙みしめながら聴き入っておりました。
序盤パートは懐かしのナンバーが勢揃いです!
「愛する女性とのすれ違い」「海」「ラチエン通りのシスター」「神の島遥か国」「愛の言霊」…う~ん、強い。
どれも特にレアというほどでもないお馴染みの人気曲ですが、素晴らしい名曲は何度聴いてもいいもんですね。
ニューアルバム特典のBlu-ray/DVD『Live at ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA』に収められたライブテイクとの選曲被りが多く、その辺りに一部ファンから不評の声が上がっていたのを目にしたこともあったので、映像ディスクを一度も視聴せずにライブ当日を迎えたのは結果的に正解でしたね(もういい加減に見ましょう)。
どの箇所か失念しましたが、軽妙な語り口のMCではTHE ALFEEより年下であるという話題から50周年に向けてまだまだサザンは続いていくという趣旨の所信表明がなされ、こういうところにグッときましたよね。
69歳の桑田佳祐は26歳のやたろよりも明らかにエネルギッシュだよ。
トークを挟んで最新アルバム曲固め打ちゾーンへと突入していくのですが、どの曲も打ち込みを多用していたスタジオ音源とは打って変わって、生のバンドサウンドで演奏されると躍動感が段違いです!
特に弘さんのドラムが大好きな者としてはぜひ音源制作の段階から生音で作り込んでほしかったところではありました。
何よりも過去作に負けず劣らずの良曲揃いなので、演奏も歌唱も現役ミュージシャンとしての自信に溢れていてただただカッコよかったです。
原さんがボーカルを取る「風のタイムマシンにのって」はロードムービー的な映像演出のダイナミックさ、曲調や歌声の若々しさも相まって出色のパフォーマンスでしたし、「神様からの贈り物」や「史上最恐のモンスター」でも視覚的に魅せる部分が多くて新鮮な印象がありました。
MCを挟み、これまた久しぶりの演奏となったボッサ調の「別れ話は最後に」、フォーキーなリアレンジでボブ・ディラン色がより強まった「ニッポンのヒール」、デビュー当時のストック曲であるリトル・フィートへのオマージュ「悲しみはブギの彼方に」…とルーツミュージックを下敷きにしたブロックは洋楽リスナーとしても聴き応え抜群でしたね~。
サザンオールスターズの唯一無二のバンドアンサンブルにひたすら酔いしれました。
そして個人的に本ライブのベストアクトはここからの3曲!!
前曲との繋がりを持たせた「ミツコとカンジ」もアメリカンロック色の強い楽曲ですが、アニメーション演出によって歌詞が深く染み込んできて思わず視界が滲みまして…
続く「夢の宇宙旅行」では、先日亡くなったロジャー・ニコルスだったり病気を公表したビリー・ジョエル、フェアウェルツアーを行うELOのジェフ・リンといった洋楽レジェンドたちの姿をこの先のサザンと重ねてしまい、明るい曲調なのにどうしても涙がこぼれるんです。
間髪入れずに始まった「ごめんね母さん」ではスタジオ音源のミニマルさから一変、とんでもない爆発力でもって会場の空気を掌握していてライブならではのマジックを実感したことも忘れられません。
このように新しい曲の持つパワーだけで5万人のドームを沸かせられるサザンの偉大さは前人未踏の領域とすら感じるほどですが、改めて彼らのバンドとしてのルーツに往年のアメリカンミュージックがあることを再認識できたのもまた収穫でしたね。
終盤は旧曲に引けをとらない「恋のブギウギナイト」の熱狂のままに、歴代のキラーチューンを総動員して多幸感に満ちたロックショーを展開。
盛り上げナンバーもだいぶパターン化してきた印象はあるものの、名曲はいくら聴いても飽きないもんですよね。問答無用で楽しいひとときでした!
でも「マンピーのG★SPOT」はいつか一度でいいから過度な演出を抑えてロックバンドらしい硬派な演奏だけで魅せてほしいな…と笑
アンコールもニューアルバムからの名曲「Relay~杜の詩」以外はお約束というか不動のド定番な選曲ですが、サザンクラスになるとマンネリなどという形容は不要になるくらい毎回瑞々しいパフォーマンスと盛り上がりが成立するので、絶対にダレないんですよね。
改めて冗談抜きですごいバンドだな、と底知れない感慨に浸りながらライブが終了しました。
…というわけで久しぶりのライブ鑑賞は私の渇いた心を存分に潤してくれて、偽りなく最高の2時間半となりました!
ツアー完走が危ぶまれるアクシデントに見舞われながらも最終日までチーム全員で駆け抜け、ファンへの感謝や気遣いを忘れることなく50周年を目指すサザンの姿からは、言葉では言い表せないほどの勇気をいただきました。
メンバーの皆さまにはこの先も無理なく音楽活動を楽しんでいただきたいので、我々ファンもずっと元気でいなくては。
改めまして、ツアー完走おめでとうございました!
またお目にかかれる日を楽しみにしています!
SET LIST
01:逢いたさ見たさ 病めるMy Mind
02:ジャンヌ・ダルクによろしく
03:せつない胸に風が吹いてた
04:愛する女性とのすれ違い
05:海
06:ラチエン通りのシスター
07:神の島遥か国
08:愛の言霊~Spiritual Message~
09:桜、ひらり
10:神様からの贈り物
11:史上最恐のモンスター
12:暮れゆく街のふたり
13:風のタイムマシンにのって
14:別れ話は最後に
15:ニッポンのヒール
16:悲しみはブギの彼方に
17:ミツコとカンジ
18:夢の宇宙旅行
19:ごめんね母さん
20:恋のブギウギナイト
21:LOVE AFFAIR~秘密のデート~
22:マチルダBABY
23:ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)
24:マンピーのG★SPOT
ENCORE
25:Relay~杜の詩
26:東京VICTORY
27:希望の轍
28:勝手にシンドバッド


