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コブクロ「KOBUKURO LIVE in TOKYO 2025『Let’s meet at the live show!』」2025.6.13 東京ガーデンシアター

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目次

はじめに ~人生の扉~

どうもこんにちは、やたろです。
本記事でライブレポートをお届けする前に、ひとつ記しておきたいことがございます。

というのもここ最近、一時代を築き上げたレジェンドミュージシャン達が立て続けにこの世を去り、なんだか心にポッカリと穴が空いてしまっていたんですね。
ロジャー・ニコルズ、スライ・ストーン、そしてブライアン・ウィルソン…
洋楽を好きになったこの5年間で感じた胸が躍るような気持ちを振り返りつつ、いろんなことを考えさせられました。

諸行無常とはいいますが、その一方で人生は有限だからこそ美しいのかもしれないなと思うと…
どれだけ日々の暮らしが大変でも一瞬一瞬を大切に慈しみ、いかに楽しんでいけるかというところに人生の真価があるのだと、この歌を思い出しながら感じたんです。

君のデニムの青が褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに輝く何かが 誰にでもあるさ

「人生の扉」竹内まりや

ここしばらくは気分も沈みがちではありましたが、後述するライブの鑑賞を決断し、心の底から楽しめたという事実が間違いなく今後の自分にとって好影響を及ぼすことでしょう。
この先も人生の扉をゆっくりと開け、自分なりのペースで噛みしめるように歩んでいきます!

それでは、Let’s meet at the live show!!


KOBUKURO LIVE in TOKYO 2025「Let’s meet at the live show!」

さて、前置きが長くなりましたが…
毎年恒例となっているコブクロの東阪スペシャルライブを鑑賞いたしました!

もう忖度も何もなく、ただ忌憚なき感想だけを綴ると…

ここ数年の中でもダントツで圧倒的なステージング

この一言に尽きるかと。

どうやら今回はインディーズ時代のレパートリー中心のセットリストらしい…と風の噂で聞き、会社帰りだろうとお構いなしで絶対に観に行こうと決めた1週間前の私にそっと花束を捧げたいですね。

ノスタルジーをそそられる曲目を把握して臨んでもなお、お二人の力のこもった歌唱と腕利きのレギュラーメンバーによる強固なバンドサウンドに打ちのめされ、どこまでも新鮮な感動に満ち溢れた素晴らしいライブでした!

何よりもシンガー黒田俊介がひとつの頂点に達したような神懸かり的なボーカルを魅せつけてくれて、小渕さんも試行錯誤の末にいい発声法を見つけつつある様子で二人の声が重なった瞬間の爆発力たるや、凄まじいものがありましたね。

これだけでもライブを観に来た価値が十二分にあるというものですが、だとして(※使い方がわからない)今ライブでのバンドアレンジの多彩さと尖ったグルーヴ感は過去最高の仕上がりといっていいでしょう。

詳しくは演奏曲を追いながらじっくりと語っていきますが、もはや今のコブクロは立派な “ロックバンド” ですよね。
昨年の名盤『QUARTER CENTURY』を経て、切れ味と円熟度がますます高まった音像に底知れない感動を覚えます。


無駄な前説が長くなるのもよくないので、ここからはライブの流れを追っていきましょう!

オープニングはストリート時代の秘蔵映像として「轍」がビジョンで流されたのち、当時を意識した演出や突発的なハプニングをちょくちょく挟みながらコブクロ、そしてラムジーさんが登場。

この編成はもしかして…とオーディエンスがざわめいた瞬間、「ボクノイバショ」で今ライブの幕が上がります。
この曲こそ『Saturday 8:PM』の音源に忠実な小編成でしたが、以降のラインナップはどれもフルバンドでがっしりとアレンジされており、驚きの瞬間が続々と待ち構えています…!

続いての「Bye Bye Oh! Dear My Lover」は比較的よく演奏される印象ですが、『Root of my mind』準拠のバンドアレンジは極めて貴重です。
その上こういうウエスタンなサウンドは以後の楽曲には全くと言っていいほどみられないので、こんなにレアな瞬間に立ち会えたことに胸がいっぱいでした。

MCを挟み、ここからは息つく暇もなくディズニーリゾートもびっくりな夢の世界が広がります。

「虹の真下」のバンドバージョンは初めてお目にかかりましたが、スタジアム級のライブが似合いそうな編曲のスケール感がすごすぎて、しばらく身動きが取れないほどでしたね…
特に福原さんのエレキギターがアリーナ全体を支配しているかのように錯覚するほどの存在感で、ディストーションが効いていてどこかブライアン・アダムスの「Heaven」を聴く時のカタルシスに近い感覚がありました。

続く「LOVE」はもうイントロの時点で涙が溢れてきましたよ…大好きな曲なのでね…
カースケさんのドラムの刻み方や福原さんのギターソロはもう、完璧なウエストコーストロックなんです。
小6の夏休み、中学受験塾へ向かう車中でたまたま流れたこの曲(from『Root of my mind』)とヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「If This Is It」に同じ世界観を感じずにはいられなくて、昨年のアルバム特典になった梅田TRADのDVDと今ライブで15年越しの答え合わせができた気がしました。

思い出という意味では次の「心に笑みを」も格別なものがあって。
ソングライターとしての黒田さんの才能が光るこの曲、況んやインディーズアルバム『ANSWER』は私の人生の最盛期である中学時代の記憶がパッケージされた作品なので、いくらセットリストを事前に知っていたとはいえ涙腺が持ちませんよ。
この曲はラブソングなわけですが、別に恋愛に関する思い出なんてものはなく、真冬の部活帰りにチームメイトの皆と他愛もないお喋りで盛り上がったことや、22年住んだ埼玉の風景や匂いが鮮明によみがえってきて不覚にも泣けました。

インディーズ時代の曲構成とメジャー盤のバンドアレンジというハイブリッド仕様の「2人」、カントリーテイストの佳曲「遠まわり」と穏やかなラブソングを経て、いよいよここからが今ライブのハイライトです。

ファンからの支持も厚い名曲「光」ではお二人の歌からこれまで聴いたことがないほどに鬼気迫るものを感じて、久しぶりにボーカルデュオとしてのコブクロの真髄に触れられたように思うのです。
終始アクセルを踏みっぱなしの黒田さんはもちろんのこと、どこか歌いにくそうだった小渕さんもとてつもない声量で圧巻のロングトーンを聴かせてくれて、演奏が鳴り止んだ瞬間に思わず放心状態になるほどの奇跡のひととき。
歌唱面の完成度において、この日でダントツのベストテイクでした!

その流れを汲む形で、フォークロック色の強い無骨なバンド感が印象的な「夢唄」、今までに生で観た中で最も熱量のこもった「DOOR」、インディーズアルバムに敢えて入れなかったというエピソードに美学を感じる「ANSWER」というメッセージソングの並びにはこれぞコブクロという貫禄がありましたね。
昔から歌い続けてきた楽曲を今もなおハイクオリティでファンに届けられるコブクロのすごさは唯一無二だな、と改めて感動を覚えました。

ロングMCも相変わらず面白すぎる内容ばかりでしたが、どうしても触れたい箇所があったのでひとつだけ。
スガシカオさん然りスティービー・ワンダー然り、黒田さんの好みの音楽性はいい意味で本当にわかりやすいな…と思いながらトークを聞いていたのですが…
話の流れでライブ鑑賞があまり好きではない(ライブ自体ではなく物理的な理由だそうです)とおっしゃっていましたが、2009年ごろのTEAM KOBUKUROのブログでボズ・スキャッグスのステージを褒め讃えていたのを私は知っていますよ…?

あとジストニア持ちの私としては、今ライブでの小渕さんの声の出し方に工夫がみられてとても胸を打たれたんですよね。
叫び張り上げ声を枯らす…という悪循環から抜け出すためか、MCや煽りでは低く抑えめに発声し、しきりに耳たぶを触って血行促進を図り(たぶん)、ここぞという歌唱時にはギター演奏を止めて負担を減らす…といった具合に、細かな調整を沢山なさっている形跡が窺い知れまして。
小渕さんがステージに立ち続ける限り、私も負けずに困難を乗り越えていきます!

後半戦の盛り上がりパートは比較的いつもの選曲でしたが、「Moon Light Party!!」ではクイズやウェーブで会場の一体感を醸成し、「神風」では小渕・福原・寛雄という並びで竿物を弾き倒す光景に胸が熱くなり、「ストリートのテーマ」では観客によるコブクロの名曲大合唱…などと最後まで飽きさせません。

本編最後を飾る「この地球の続きを」は数少ない近年のナンバーですが、お決まりの小渕さんによる和太鼓パートがカットされ、その代わりによっしーさんによるテクノポップ的なシンセフレーズを聴けたのが新鮮でした。
この曲のレトロフューチャー感はどこか80年代の香りがするなぁと再認識させられます。

アンコールを経て再登場し、届けられた最新曲「THIS IS MY HOMETOWN」がまた非常に面白いアプローチの楽曲で。
歌詞を追いきれていないので何ともいえないところもありますが、ジプシー・キングスを彷彿とさせるスパニッシュなイントロから突如としてレゲエに変貌する曲展開がスリリングで、聴き応えがありすぎましたね…
コブクロのレゲエナンバーは「小渕君の犬のうた」「おさかなにわ」、加えてEaglesカバーの「Desperado」と数えるほどしかないところにまさかの新顔ですよ。
こういう実験テイスト、いいぞもっとやれ!という感じです笑
変わらずに変わり続けるコブクロの魅力が詰まった新曲、CDで聴ける日が楽しみですね。


こうして、3時間に及ぶ濃密なライブが大盛況のうちに幕を下ろしました。
沈みかけていた私の心を一瞬で元気にしてくれるコブクロのパワーには毎度ながら感謝の気持ちしかありません。
27年近い人生でさまざまな音楽を聴いてきましたが、その土台には彼らの作品があるということを再認識させられた最高の一夜でした!
それでは、またライブで会いましょう!

SET LIST

01:ボクノイバショ
02:Bye Bye Oh! Dear My Lover
MC
03:虹の真下
04:LOVE
MC
05:心に笑みを
06:2人
MC
07:遠まわり
08:光
MC
09:夢唄
10:DOOR
11:ANSWER
MC
12:Moon Light Party!!
13:神風
14:ストリートのテーマ
15:この地球の続きを
ENCORE
16:THIS IS MY HOMETOWN

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