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【やた散歩2026】大絶滅展 @国立科学博物館

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どうもこんにちは、やたろです。
だいぶ遅くなってしまいましたが、2026年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年一発目の記事では東京・国立科学博物館にて期間限定で開催されている「大絶滅展 – 生命史のビッグファイブ」の見学レポをお届けします!

同展は46億年の地球の歴史において5回も襲来した大量絶滅にスポットを当て、生物の進化の歩みを追った企画展となっています。

2026年2月23日(月・祝)までの期間限定イベントのため、ご来場はお早めに。

久しぶりに国立科学博物館を訪れ、既知の史実から最新の研究に至るまで展示を隈なく味わい尽くすことができたため、大変楽しく有意義な1日となりました。

ここからは、いつもの如く当日の流れを追っていきましょう!

2026.1.11(Sun.)

この日は快晴の3連休ということもあり、午前中にも関わらず上野駅周辺の混雑ぶりは凄まじいものでした。
当初は常設展も5年振りにゆっくり見ようかと計画していたのですが、大量の家族連れでごった返す博物館内に目をやり、瞬時に諦めました…笑
結果として「大絶滅展」だけでも観ることができて本当によかったです。

上野恩賜公園内を歩いていると、「広島ふるさと祭り」なる大がかりな催しに遭遇。
広島の美味しいグルメを味わえる屋台が多数出店していたようで、もう少し空いていたらここでお昼をいただくことも検討したかもしれません…

あまりの混雑に気圧され、一旦上野駅を離れて複合施設「上野の森さくらテラス」内のヱビスバーにてランチを。

私がいただいたのは1月限定のフェアランチである「柚子香る とり天和風パスタ&牛すじカレー」
奥ゆかしい柚子の風味はパンチの効いたパスタソースやとり天と抜群の相性で、カレーのほうも牛すじと野菜のまろやかな味わいが優しく染み渡りました。
総じて口当たりのいいヘルシーな逸品です。ご馳走さまでした!

YEBISU BAR 上野の森さくらテラス店

所在地:
東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス 1F

営業時間:
【日・祝・月】11:30~21:00
【火・水・木】11:30~22:00
【金・土】11:30~22:30

定休日:
12月31日、2月第3月曜日(「上野の森さくらテラス」休館日に準ずる)

お腹も満たされたところで、再び上野駅公園口に戻り国立科学博物館へ。
どうにかこうにか13時台に入館できました…!
それでは、果てしない生物史の旅へ!

目次

大量絶滅の概要

本展のテーマである「大量絶滅」とは、地質学上において短い期間に多種類の生物が一斉に絶滅する現象を指します。

およそ6億年前に多細胞生物が出現して以降、オルドビス紀末(O-S境界)、デボン紀末(F-F境界)、ペルム紀末(P-T境界)、三畳紀末(T-J境界)、白亜紀末(K-Pg境界)という5度にわたる大量絶滅(=ビッグファイブ)が起こったとされています。
これら5つの境界が各時代の区切りとなるんですね。

隕石や彗星の衝突、大規模な火山活動といった天変地異を主な要因とし、中には種の80〜90%が滅ぶレベルの大規模な事象も存在するようです…

O-S境界(オルドビス紀〜シルル紀)

まず最初の大量絶滅は、4億5千万年ほど前に大規模な火山活動によって引き起こされました。
噴火とともに火山灰が大気中や海に放出され、寒冷化の進行や浅海の陸化がみられたことで生物の住む環境が奪われたといいます。

大半の生物が生息していた海域にて種の85%以上が消滅するとは相当なものですが、このあとのペルム紀末はさらに凄惨な状況なので、そちらも後述いたします。

エルドニア
カンブリア〜オルドビス紀の時点で、有名なアノマロカリス以外にもこんなに大きな動物が存在していたんですね。
最大で直径20cmもあるそうです。

オルドビス紀中期は植物が初めて陸上へと進出した年代でもあり、緑藻類の一部から進化したコケ植物がそれに該当するようです。
展示物の写真は撮れませんでしたが、まだ初期型というかいわゆる草木のような姿では無いことがわかりました。

シルル紀辺りになるとさらに巨大な肉食動物が出現していて、このアクティラムスは最大で2mにも上ります。
レプリカからも伝わる迫力満点の佇まいです。

️F-F境界(デボン紀)


2度目の大量絶滅は、陸域には及ばずビッグファイブの中では最も規模が小さい…のですが海の生物種の40〜70%程度が滅びたとされていてかなり惨いですね…
約3億7千万年前、寒冷化や海洋無酸素事変が起こり三葉虫の多くが姿を消したといいます。
なお、この状態から海洋生態系が回復するまでに3600万年を要したらしいです。気の遠くなる絶望感…

寒冷化の要因となったのはやはり火山の大規模噴火、さらに陸上に森林が現れたことで大気中の二酸化炭素が消費されたのも一因だそう。
この後期デボン紀には森林だけでなく昆虫も陸上に拡がり、やがてペルム紀以降の繁栄に繋がっていくんですね。

見るからに凶暴なフォルムがひときわ目を引くこの巨大魚はダンクルオステウスと呼ばれ、当時の生態系の頂点に君臨した捕食者です。
頭部でこれだけ大きいのですから、全長4mという化け物のようなサイズ感も納得です。こわっ!


言わずと知れたアンモナイトが出現したのもデボン紀。
中生代の最後まで繁栄し続けたので、ざっと3億年以上はこの地球上にいらっしゃったのですね…!

P-T境界(ペルム紀〜三畳紀)

これこそが3度目にして地球史上最大規模の大量絶滅です。
ペルム紀末に海洋生物の85%、陸域生物の95%以上が滅んだという類を見ない大惨事ですよ。これはヤバい。
未だその原因が明確に解明されていないというのもヤバい。

これをもってとうとう海綿動物や三葉虫が姿を消し、絶滅と回復を繰り返すアンモナイトにも大きな影響を及ぼします。
この絶滅をきっかけに爬虫類が生物界の覇者となり、中生代からはいよいよ恐竜の時代が到来するのです。

ペルム紀を代表する生物のひとつといえるディメトロドン
“地上の支配者” とはよく言ったもので、恐竜にも通じていく骨格や生態が特徴的な単弓類です。

T-J境界(三畳紀〜ジュラ紀)

さて、いよいよみんな大好き中生代に入りました。
こちらは恥ずかしながら個人的にあまり覚えていなかったのですが、三畳紀末にも大量絶滅があったとのことで…
陸・海ともに7割もの生物が姿を消すというかなりの出来事でしたね…

結局のところ、火山・マグマ活動はいつの世も生き物にとっての脅威なんだなという至極当たり前のことを再認識させられます。

三畳紀後期には、ついに我らが恐竜類が出現します。
もう、ただただカッコいいですわ(急に語彙が貧相に)

K-Pg境界(白亜紀〜古第三紀)

三畳紀、ジュラ紀とスケールを増して地球上を支配し一躍中生代の王者となった恐竜は、皆さんご存知の通り白亜紀末に絶滅することとなります。
直径10kmもの巨大小惑星がメキシコのユカタン半島周辺に落下し、太陽光遮断による寒冷化や酸性雨によって既存の生物種の7割が消え去ってしまうのです。
なんだか諸行無常を感じる局面ですが、この出来事があったからこそ我々哺乳類の時代が到来することになるんですね。

津波の恐ろしさは、2011年を経た今だからより切実に実感するところです…
そりゃあ直径10kmの隕石が降ってきたら、そのエネルギーだけで否が応にも生態系は壊滅しますよ、、、

写真にもあるように、小惑星による白亜紀末の大絶滅を経てシダ類が真っ先に急増し、それから30万年ほどで森林が元通りに復活するという流れにはドラマがありますな。

新生代に起きた生物の多様化

長い長い時空間を旅してきた本展も、これにて最後のコーナーです。
ビッグファイブを経て、ついに新生代…つまり温暖な気候のもとで多様な哺乳類が台頭するフェーズへと移るわけですが、寒冷化と温暖化が繰り返される時代でもあったのですね。

これでラストですが、忘れてはならないのは我々は第6の大量絶滅期に生きているという事実。
これまでに集積した数多くのデータを将来的な絶滅や気候変動への予想・対策に役立てることはもちろん、私たち一般人としても日常レベルの小さなアクションを積み重ね、限りある自然や命を護る。
受け売りで恐縮ですが、これこそが人類の果たすべき使命なのではないか…と今回の展示を見物しながら感じましたね。

駆け足にはなりましたが、改めまして素敵な展示をありがとうございました!!
2026年2月23日(月・祝)までの開催となっておりますので、気になる方はお早めに!

国立科学博物館 特別展「大絶滅展 – 生命史のビッグファイブ」

会期:
2025年11月1日(土) ~ 2026年2月23日(月・祝)

開館時間:
9時~17時(入館:〜16時30分)毎週金・土曜日は19時まで開館

休館日:
月曜日(2月16日、2月23日は開館)

会場:
国立科学博物館(東京・上野公園)
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20


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