どうもこんにちは、やたろです。
2週連続でのライブレポートを失礼いたします。
なんとこの度、念願のMr.Childrenのライブを観てまいりました!
2012年夏…すなわち中学2年の時にファンになり、早々にアルバムを全作揃えては狂ったように聴き込む青春時代を過ごしてきたわけです。
彼らの作品は、従来の音楽の楽しみ方を根底から覆すばかりか、私の人生観にまで多大な影響を及ぼすほどの重要な存在となりました。
これまでにいくつもの映像作品や2022年の『半世紀へのエントランス』有料配信でMr.Childrenのパフォーマンスには触れてきましたが、生ライブは今回が初めてでしたので、ようやく夢が叶ったという感慨がございます。
開演直前まで実感が湧かず、公演中もまるで夢の中に居るような感覚で、フワフワした気分で地に足が着きませんでしたね…笑
とはいえ、想像を遥かに超える国内トップバンドとしてのストイックな佇まい、歌や演奏のとてつもない完成度の高さはしっかりと五感に焼き付けてきましたよ!
では前置きはこのくらいにして、例の如く当日の流れを追っていきましょう!
9.27 (Fri.)
この日はお昼過ぎにさいたま新都心に到着し、いつもお世話になっているフォロワーの方々とお会いしました。
Mr.Childrenのみならず、コブクロやゆず、サザンオールスターズ、はたまた海外のインディーシーンに至るまでさまざまな音楽の話題で盛り上がれて、ライブ本編に匹敵するほどの濃密で幸せな時間を過ごすことができました。
いつでも優しいフォロワーさんたちに謝々!(©スピッツ)




「カレー食堂 心 さいたま新都心店」にて極上のスープカレーを。

18時近くになるといい感じに日も暮れてきて、久しぶりのさいたまスーパーアリーナに入場。
この会場の広さにして満員の観客という画は実に壮観でしたね…!
問答無用でワクワク感が最高潮です。
18時半の開演時間ピッタリに会場が暗転し、ついにライブが始まります。
全体的にスクリーン演出がかなり凝っており、オープニングも今ライブ用の映像が流れる形で展開されていきました。
霧のかかったような大自然の風景や、人が草むらを掻き分けて進んでいく様子が映し出されたのち、Mr.Childrenのメンバーのシルエットに切り替わったところで…
「叫び 祈り」
これはのっけから意外すぎる選曲…!
一体どういう意図なのだろうかと暫し考えていたのですが、このひとつ前のホールツアー『Mr.Children Tour 2023/24 miss you』の最終曲が「祈り〜涙の軌道」であったこと、そして何よりもロックバンド然とした今ライブのコンセプトに沿ったチョイスなのだろうなと思った次第です。
続く本編スタートは最新アルバムから「I MISS YOU」。
いきなり絶好調な桜井さんの歌声、そしてアコースティックギターをフィーチャーしたフォークタッチのバンドサウンドが会場全体に響き渡り、従来のMr.Childrenとは一味違うライブとなることを予感させます。
ここからは本当に驚きの選曲尽くしです!
「REM」「アンダーシャツ」「Everything (It’s you)」。
こんなの誰が予想できるんだ…という意外なセレクトでありながら、アルバム『miss you』の世界観にも恐ろしいほど合致しているんですよね。
高音シャウト連発の「REM」をリリース当時よりも軽々としなやかに、それでいて鬼気迫る歌い方で吠えまくる桜井さんのボーカルが異次元すぎました…この人化け物だ…
久しぶりの演奏となった「アンダーシャツ」はキー下げでの披露でしたが、一部歌詞の言い回しが意図的に変更されていたほか、ライトハンド奏法を駆使した桜井さんのギターソロも見所でした!
というか次の「Everything (It’s you)」でもそうなのですが、今ライブでは桜井さんのギタリストとしての魅力が大いに強調されていたところもたまりませんでしたね…!
MCがほとんど無く外タレの如く歌い倒す姿も印象的でしたが、全体を通してメンバー全員の演奏力やグルーヴ感にもますます磨きがかかり、アルバム『miss you』からさらに一歩進んだ極上のバンドサウンドを味わうことができました。
エンタメ性をとことん排除し、オルタナティブなサウンドを追求する “ロックバンド” としてのMr.Childrenがそこにはあります。
短いMCを挟んで、これまた久々の演奏となる「靴ひも」も良かったですね。
往年のミスチルを感じさせるポップな曲調に懐かしさを覚え、無条件に心が弾みますが、程よく躍動するバンドサウンドが今ツアーのカラーによく合っているなと。
続けて最新アルバムから「Fifty’s map ~おとなの地図」「青いリンゴ」。
現在のMr.Childrenのマインドが反映された名曲「Fifty’s map ~おとなの地図」では、サビでスクリーンが4分割されて演奏するメンバー全員が映るというエモい演出にグッときましたね。
アコースティックなバンドサウンドが印象的な「青いリンゴ」では、田原さんがエレキギターを弾いていてスタジオ音源よりも幾分かワイルドに感じられました。この曲も好きなので聴けて嬉しかった!
ライブ序盤の締め括りはファン人気の高い名曲「つよがり」。
この曲に関してはセットリスト入りした意図が見えにくい部分もありましたが、歌唱も演奏も力強く文句なしの名演でした。
ここからはいよいよ “miss youゾーン” の始まりです。
『深海』を引っ提げたミスチル現象期の伝説のロングツアー『Mr.Children TOUR “REGRESS OR PROGRESS” ’96~’97』よろしく、最新アルバム『miss you』収録曲の多くをほぼアルバムの曲順通りに演奏していくブロックとなります。
バンドサウンドで再構築されたことによってアグレッシブな音像に生まれ変わった「LOST」や、同様の手法で楽曲の持つ狂気性が倍増した「アート=神の見えざる手」は今ライブのひとつのハイライトというべき名演。
ミスチルにおいては新境地というべき「雨の日のパレード」「血の管」「Party is over」のアンビエントな流れも絶品で、そこから畳み掛けるように「We have no time」「ケモノミチ」で勢いづいたテンション感がピークを迎える…という構成は鳥肌モノでした。
改めて、メンバー全員の演奏が素晴らしすぎる。
アルバム『miss you』の世界観を立体化し、編成を大胆にアレンジすることによって楽曲が “深化” するさまを目撃できるなんて、こんなにゾクゾクする瞬間はありません。最高!
間髪入れずに「365日」「記憶の旅人」といったバラードが続き、熱のこもった流れをクールダウンさせる展開も緩急に富んでいて素敵でしたが、クライマックスとなる本編終盤の「The song of praise」「End of the day」ではオーディエンスによる大合唱もあり大変盛り上がりまして…そこからの…
「未完」
これは泣くでしょう。
17歳の夏、『REFLECTION {Naked}』でどれほど聴いたことか…
ざっくりと刻む田原さんのリードギター、骨太なJENのドラムにドライブ感のあるナカケーのベース、そしてアコースティックギターをかき鳴らしながら叫ぶ桜井さんのボーカル。
これぞロックバンド・Mr.Childrenですよ!
間奏では半世紀に向けた所信表明とファンへの感謝が桜井さんによるMCとして挿入され、まだまだ突き進んでいくであろうバンドの意欲をひしひしと感じさせてくれました。
しかしこれを聴いちゃうと、現在のミスチルのモードってもう大衆向けのポップな方向性とは完全に決別し、ロックバンドとしてのダイナミズムを追い求める修行僧のような領域に達しているんだな…と。
今回ほとんど有名ヒット曲や定番曲を演らず、ロックな側面を強調したセットリストの組み方から新たなるMr.Childrenの進む道が見えた気がしました。
これを経ての「終わりなき旅」…
もう参りました。
貴方達に敵うロックバンドは日本中どこを探しても居ませんよ…最高のライブを魅せてくれてありがとうの一言です…
どうか命の限りその素晴らしい歌声を、力強い音を、世の中に響かせてください。
こうして最高の余韻とともに本編が終了。
アンコールでは、小編成でお届けします…とのMCとともに久しぶりの「Hallelujah」を演奏。
アレンジが大きく変わっていて、田原さんとナカケーはJENとともにドラム(ティンパニ?)を演奏し、SUNNYさんの荘厳なキーボードとともにゆったりと浸れる仕様です。
どうせなら原曲通り壮大なアレンジで聴きたかったというのはありますが、Radiohead「There, There」を彷彿とさせるリズムの響きがカッコよかったです。
次は「優しい歌」という流れも至高。
Mr.Childrenのターニングポイントとなったシングル曲であり、このタイミングで久々に演奏されたことにメンバーの半世紀へ向けた強い意気込みが窺えてとても響きました。
おそらくファンサービス的な選曲であろう大ヒット曲「Sign」も優しく素敵な音色とともに暖かな空間が生み出され、まさしく “シフクノオト” でしたね。
最後はメンバー紹介を経て、ポップな最新曲「in the pocket」を高らかに響かせてライブが終了。
この曲も必要以上に華やかなアレンジにしていないところに今のミスチルのモードが垣間見えますが、明るく親しみやすいメロディーラインが素晴らしく、ロックに攻めたストイックなライブがこういう幸せな後味で締め括られるのがとてもいいな。
改めまして、2時間半を越える最高に濃密なライブをありがとうございました!
という感じで人生初のMr.Childrenの生ライブを振り返ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
冒頭にも記したように、正直ずっと夢の中に居るような感覚でこれを書いている今もライブを観た実感が湧かないところもあるのですが、紛れもなく最高の1日になったことは確かです!
ロックバンドとしてますます逞しく進化しゆくMr.Childrenを、これからもずっと応援していきます!
願わくば次のツアーもぜひ観たいです…
SET LIST
01. 叫び 祈り
02. I MISS YOU
03. REM
04. アンダーシャツ
05. Everything (It’s you)
06. 靴ひも
07. Fifty’s map ~おとなの地図
08. 青いリンゴ
09. つよがり
10. Are you sleeping well without me?
11. LOST
12. アート=神の見えざる手
13. 雨の日のパレード
14. 血の管
15. Party is over
16. We have no time
17. ケモノミチ
18. 365日
19. 記憶の旅人
20. The song of praise
21. End of the day
22. 未完
23. 終わりなき旅EN1. Hallelujah
EN2. 優しい歌
EN3. Sign
EN4. in the pocket


