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スキマスイッチ「スキマスイッチ TOUR 2022 “café au lait”」2022.3.4 千葉県文化会館 大ホール

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前回記事の続きです!

そんなこんなでJR本千葉駅に到着。

それにしても、駅舎にBOOK OFFが入居しているってすごいな…。
駅前はごくありふれた住宅街となっていて、市街地の賑わいはほぼ皆無です。

駅から10分ほど歩くと今回のライブ会場である千葉県文化会館に到着。

思ったよりも地味目な建物ですが、経た年月の分だけ貫禄がありますね。(1967年開館とのこと!)
優良ホール100選に認定されているだけあって、音響が最高だったな。

到着から程なく開場時間になり、ホール入りするとなかなかの良席。
1階の22列だったのでどうだろうなと思っていたら、ステージがよく見渡せる場所だったので嬉しかったです!


さて、ここからはライブの内容へと入っていきます。

個人的にスキマスイッチのライブを観るのは今回が初めてでした。
人生で最も好きなポップミュージックが「ボクノート」だったりもしますし、小さい頃からずっと聴き続けてきた思い入れの深いミュージシャンなだけに今回のライブ鑑賞は特別な想いがありましたね。

それだけに聴きたい曲は山のようにあったのですが…
今回のツアー、セットリストがマニアックすぎます(嬉しい悲鳴)

本ツアーは久々のオリジナルアルバムである『Hot Milk』『Bitter Coffee』を引っ提げてのアルバムツアーなので、アルバムからの新曲が中心になることは想定できていたわけですよ。
実際、ニューアルバムからは「東京」「あけたら」以外の全曲(アルバム初出の新曲の全て)が演奏されました。

でもそれ以外の枠で割と一般に知られた曲も多く演奏するのかな…?と甘すぎる予想を立てていたら見事に覆されましたよ、と…

2大ヒット曲「全力少年」「奏(かなで)」は外せないようなのでセット入りしましたが、それ以外の過去曲の多くがベスト盤の類に入っていないアルバム曲ばかりとは思いもよらない…笑
詳しくは後で触れますが、まるでFC限定ライブのような攻めようですw

それゆえ、一応オリジナルアルバムは全作聴いているのでどの曲も耳には馴染んでいるし、曲名もメロディーもイントロや歌い出しの段階で大体浮かんでくるんですけど、新作も含め歌詞があやふやな状態だったのは少々悔やまれます…

セットリストの印象があまりに衝撃的だったので先に述べてしまいましたが、全体的な感想も書いておかねば。

文句なしの名演であることは疑いようがなく、なんかもう圧倒されすぎて終始興奮するしかないような、刺激的でいて幸せ溢れるライブでした。

このライブを観る限り、スキマスイッチは日本有数のロックバンドなんじゃないかな、と。
スキマスイッチというと “大橋卓弥と常田真太郎によるポップユニット” ってのがパブリックイメージとしてあるんじゃないかと思われる中、少なくとも本ツアーではバンドサウンドの一体感が凄まじく、熟練のサポートミュージシャン陣も主役級の存在感でもってサウンドの一翼を担っています。
陳腐な表現ですが、恐ろしいまでに “ロック” していますね

長らく愛聴しているCD音源でも詞やメロディー以上に編曲や演奏の緻密な完成度こそがスキマスイッチの最大の持ち味だと感じていましたが、今回のライブではそれが遥かに上回る形で立体化されていました。
もはや山下達郎さんの専売特許みたいになっている “音の職人” という形容はスキマスイッチにもさせてください…!

“普通のJ-POP” としてスキマスイッチの代表曲を嗜んでいる方々にこそ観てほしい、そんなライブです。

前置きが長くなりすぎましたが、ここからはライブの流れを追っていきます!


オープニングは往年のCHAGE and ASKAよろしく、オシャレなスクリーン映像で始まりました。
ツアータイトルになぞらえて、カフェを舞台にした優雅なショートムービーでした。

それと並行してメンバー全員が登場し、程なく始まった1曲目はニューアルバムより「OverDriver」
「全力少年」を思わせるアップテンポな応援ソング、これはアガる!

そのまま『Hot Milk』収録の王道ポップス枠として「吠えろ!」「青春」「スイッチ!」を立て続けに披露。
やはり新しい曲がどれも良すぎますね。
過去作にあれだけ名曲があるのに、最初のブロックを敢えて新曲で固めるという攻めの姿勢、そしてそれが成立する素晴らしさ。
個人的に「青春」では早くもウルッときました…涙
「スイッチ!」ではギターの石成正人さんがピョンピョン跳び跳ねながら弾いていたのが萌えポイントでした笑

最初のMCではいきなり喋りが止まらないw
千葉公演ということでご当地ネタを盛り込みつつ(過去にライブ以外にもMV撮影で何度か訪れたことがあるそう)、自由度の高いトークにほっこりします。

そんな緩いMC明けは『Bitter Coffee』より新曲「G.A.M.E.」
緊張感のあるダークなロックナンバーで、スタジオ音源を遥かに超えるサウンドの重厚さに呑まれ、ただただ圧倒され立ち尽くしていました。
突き刺すような真っ赤な照明と、村石雅行さんによる手数の多いドラムプレイが強く印象に残っています。

ダークな空気感は次曲「ソングライアー」にも引き継がれましたが、新作以外からの演奏は6曲目にしてこの曲が初めてだったんですね。
『musium』が一番好きなアルバムなので、このチョイスは嬉しかった!
あとバンドメンバー全員によるコーラスパートが美しすぎる! 鳥肌が立ちました。

大橋さんのアコギが絶品な「Baby good sleep」を経て、最新アルバムからのバラードセクションへ。

「いろは」は『Bitter Coffee』で一番好きな曲なので予想通りめちゃくちゃ沁みましたし、スタジオ音源以上の大熱唱を聴かせる大橋さんの歌のパワーに圧倒されました。

Jazzテイストの「Ordinary」も好きな曲でしたが、まさかセット入りするとは思わず嬉しかったのと、生のサクソフォーンとトランペットの音色があまりに華やかで、幸せな気分に包まれました。
常田さんのピアノの魅力もこういう曲でこそ際立ちます。

バラードセクションの締めはやはり新作より「SINK」。この曲は本当に凄かった!
珍しく歌詞がスクリーンに映し出されるなど、この曲がライブの一つのハイライトだったように思えますが、鬼気迫るボーカルと演奏はスタジオ音源を遥かに凌駕していました。
紛れもなく一番ライブ化けした曲です。

ここでロングMC。
先ほどまでの緊張感はどこへやら、緩すぎるフリートークのお時間ですw
メンバーの敬愛するMr.Childrenへの想いが溢れた話題には隅々まで共感しかなかったです(笑)。この瞬間だけ大橋さんがただのミスチルファンになっていたねw
ってか彼らのサポートキーボードは06年までミスチルのツアーに帯同していた浦清英さんだし。
大橋さんの天然さと常田さんの落ち着いた話し方とのコントラストが素敵でした。

長いMC明けは盛り上がりゾーン。
「I-T-A-Z-U-R-A」でのメンバーのソロパート回しがカッコよすぎて…この曲の種子田さんのベースにやられました!

シングル曲である「リチェルカ」「Ah Yeah!!」はさすがに馴染み深く、脳内で歌いつつ会場全体で盛り上がれて楽しかったです!
これらも最新作ではないものの近年の曲なんですよね…!
「Ah Yeah!!」のサビでのタオル投げは僕も次の機会にやってみたいです。

ここで大橋さん主導での手拍子でのコールアンドレスポンスを挟み、会場が一体になったタイミングでの代表曲「全力少年」は格別でしたね。
名曲とは思いつつも個人的に指折りで好きな曲とまではいかなかったのですが、今回生で聴いていたら歌詞が沁みました…。
いつまでも少年の心を忘れずに頑張っていきたいです!

ここで短めのMC。大橋さんからファンへのメッセージです。
手拍子やコールアンドレスポンスといった観客の反応が素晴らしかったのには僕も感動しましたが、これには大橋さんもとびきり嬉しかったようで。
制限の多いコロナ禍でのライブでも、皆の気持ちがちゃんと伝わっているんだよと繰り返し強調していましたが、そんな大橋さんの優しさ、ハートの熱さを感じられる一幕でした。
ライブが終わってほしくないな、またスキマスイッチを生で観たいな、そう強く感じましたね。

それを受けての本編ラスト「されど愛しき人生」はズルい…
人生のやるせなさを描いた救いどころのない歌詞が衝撃的なバラードナンバーですが、今の世の中に照らし合わせて聴くと刺さりすぎて…。
でもタイトルにあるように、どんな事があろうとやっぱり人生は愛しいんだと思う。この日この瞬間がまさにそうだもの。
明日を頑張る活力になりました。

ここからはアンコール。

再登場して最初に演奏した曲は、どうやら日替わりらしい「僕と傘と日曜日」
これも好きな曲だ~!
静謐なバラードで始まり、2番から原曲通りにテンポアップするアレンジが素晴らしかったですね。
こうして振り返ると、今回の過去曲枠は2014年の名盤『スキマスイッチ』からの選曲が多いことを感じます。

次は文句なしの代表曲「奏(かなで)」で会場をグッと掴みます。
この曲も日替わりらしいですが、やっぱり生で聴くと圧巻だなと。
原曲ではストリングスが奏でていたパートをサクソフォーンとエレキギターで再現した部分にはただならぬ職人魂が感じられ、聴き慣れた曲だけに鳥肌モノでした。
終盤にも関わらずボーカルも絶好調。

最終曲はニューアルバムから「風がめくるページ」
個人的に今ライブでの感動ポイントは他にも山のようにあったのですが、終わってみて一番記憶に残っている曲は断然これだったんだよな。
今も毎日のようにリピートしていますが、素晴らしい曲です。
余韻が心地よい。

このままエンディングムービーに繋がり終演。
最高のライブをありがとうございました!


というわけで、2時間半を越える濃密なひとときが幕を下ろしました。

とにかくメンバー全員の演奏が凄すぎたのと、過去作に劣らない新曲の訴求力に感動したのと、MCがあたたかかったのが特に印象深いポイントでした。

音楽を大好きで本当によかったと実感できる最高のライブを目撃できて、心から幸せです。


Band Member

Drums… 村石雅行
Bass… 種子田健
Guitars… 石成正人
Keyboards… 浦清英
Percussions… 松本智也
Saxophone… 本間将人
Trumpet… 田中充


Set List

  1. OverDriver
  2. 吠えろ!
  3. 青春
  4. スイッチ!
  5. G.A.M.E.
  6. ソングライアー
  7. Baby good sleep
  8. いろは
  9. Ordinary
  10. SINK
  11. フォークで恋して
  12. I-T-A-Z-U-R-A
  13. 蝶々ノコナ
  14. リチェルカ
  15. Ah Yeah!!
  16. 全力少年
  17. されど愛しき人生

EN1. 僕と傘と日曜日
EN2. 奏(かなで)
EN3. 風がめくるページ

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