THE BOOMの11thアルバム『百景』の感想記事です。
収録曲
- 24時間の旅
- 明日からはじまる
- 朱鷺 -トキ-
- 白いハマナス
- 僕にできるすべて
- 光
- 天国へ落ちる坂道
- 掌の海
- 心の泉に浮かぶ島
- Any time, Any day
- 歌
基本情報
▪2004年6月30日発売
▪東芝EMI
▪初登場15位
はじめに -沖縄旅行の記憶-
皆さま、新年あけましておめでとうございます!
これからも面白い記事を沢山お届けしたく思いますので、本年も弊ブログをよろしくお願いいたします。
話は変わりまして昨年末、銀座に行った際に沖縄県のアンテナショップを見つけたので入ってみたんですよ。
そうしたら内装から商品、BGMに至るまで現地の空気感がグッと凝縮されていて、かつて旅行で沖縄を訪れた時の記憶が鮮明によみがえりまして、懐かしい気持ちで胸がいっぱいになったんです。
今回取り上げるTHE BOOMの永遠の代表曲「島唄」も店内で流れていて、たまらない気持ちになりましたね。
沖縄ではちょうど今また新型コロナの感染者が激増していて非常に心配ですが、本当に一刻も早く落ち着いてほしいですね。いつかまた行きたいので…。

THE BOOMを聴くと…
こうしてひょんなことから久しぶりに沖縄のことを思い出したわけですが、個人的に沖縄旅行の記憶はTHE BOOMの音楽とセットなんです。
2014年の春、バンド解散の報せを聞いて彼らに興味が湧いた矢先、その前年に放送されたフットボールアワーの岩尾さんの番組『フェス・岩尾』のTHE BOOMゲスト回をたまたま見たのを機にファンになり、瞬く間にオリジナルアルバムを揃えてその音楽性の幅広さに衝撃を受けたことが今も印象深いです。
沖縄に行ったのは翌2015年の1月。ドライブのBGMに流した彼らの楽曲が忘れ得ぬ旅の思い出を彩ってくれたのは言うまでもありません。

日本のさまざまな風景が詰まった名盤
さて、今回紹介するアルバムは2004年リリースの11thアルバム『百景』。
僕がTHE BOOMで一番好きなアルバムといえばこれになります。
前作『LOVIBE』のリリース後、2001~2003年にかけて全国を巡った野外ツアーにて宮沢さんが感じたことがいくつもの歌になり、それらが収められたアルバムがこの『百景』なのだそう。
沖縄、東南アジア、中南米など、音楽を通じて世界中を旅してきたTHE BOOMがやがて行き着いた先が日本というのは非常に興味深いポイントですね。
バンドサウンドが力強いオープニングトラック「24時間の旅」から一気にボルテージが上がりますが、以後は穏やかで情緒豊かな楽曲が並びます。
地味といえばそれまでですが、どれも深みがあって心に沁み渡る名曲揃いです。
《この命が終わる日がいつ来るのか知らないけれど ひとつだけ言えること 僕らの青春は明日からはじまる》というフレーズが印象深い「明日からはじまる」は大学生として日々を生きる僕のテーマソング。
アレンジに泣ける「朱鷺-トキ-」は佐渡島、「白いハマナス」は北海道、「心の泉に浮かぶ島」では再び沖縄…といった具合に国内各地を舞台にした楽曲が並びますが、「天国へ落ちる坂道」ではラテンっぽいサウンドに挑戦したり「Any time, Any day」は原点に立ち返ったようなスカの要素が顔を覗かせていて、アルバムのアクセントとなりうる適度な刺激も忘れずに取り入れているのが素晴らしいですね。
全体を通して、我ら日本人の旅情を誘うには充分すぎるアルバムです。
惜しむらくは収録範囲内の新作シングル「この街のどこかに」が今作ではなく企画アルバム『OKINAWA~ワタシノシマ~』に収録されたことですかね。
この『百景』に入った方がコンセプト的に絶対収まりが良かったでしょうに。
ちなみに今作の7年後には、和の要素をさらに突き詰め、日本の伝統音楽のエッセンスを大々的に取り入れた『よっちゃばれ』を発表しますが、純粋なオリジナルアルバムとしては結果的にそれが最後。
そちらも素晴らしい作品なのでぜひ。
再び聴き返してみて…
今回の記事を書くにあたり、久しぶりにこのアルバムをついつい何周も聴き返してしまいましたが、やはり宮沢さんの書く歌は最高ですね。
多彩な音楽性を通して沢山の景色を見せてくれたTHE BOOMが解散し、ソロになった今も心に沁みる楽曲を次々と生み出し続けていて、J-POP界になくてはならない存在であることを改めて痛感します。
繰り返しになりますが、本年も当ブログをよろしくお願いいたします!


